車の名義変更はどうやればいいの?その手順や費用などをご紹介!

自動車の名義変更、ご存知ですか?
自動車を中古車で買ったり、個人的に譲り受けたりした場合、「名義変更」という手続きが必要となります。
自分の住んでいる管轄の陸運局へ、車の所有者が変わったことを申請する手続きです。
名義変更をしないと、自動車税の納付書や違反をした際の通知が旧所有者に届いてしまい、トラブルへと発展することにもなりますよ!
ディーラーや専門店などで中古車を購入した場合であれば店舗側が代行してくれますが、個人売買などでは、代行できる人がいない限り、自分自身で行うこととなります。
でも、名義変更なんてどうやればいいんだろう…。なんだか難しそう…。なんて、お困りではありませんか?
ここでは、名義変更に必要な書類・その手続き、費用などをご紹介します。
手続き自体はそこまで難しくありませんし、だいたいの流れを知っておけば、当日もスムーズに進められるでしょう。
無事に名義変更を済ませて、新しく手に入れた愛車と気持ちのいいドライブを楽しみましょう!
名義変更に必要な書類は?
名義変更には、事前に準備しておく書類があります。
普通車・軽自動車によって必要書類は変わりますので、それぞれを以下に記載します。
【普通車】
・自動車検査証
・譲渡証明書
書式はネットから検索してプリントアウトしたものでOK。
必要事項を記入し、旧所有者の実印(印鑑証明書と同じ印鑑)を押印してもらいましょう。
・旧所有者の印鑑証明書
発行から三ヶ月以内のものが必要です。
・新所有者の印鑑証明書
発行から三ヶ月以内のものが必要です。
☆もしも車検に記載されている住所と印鑑証明書の住所が異なる場合、その繋がりを証明する書類(住民票・戸籍謄本など)が必要となりますので、注意しましょう。
・旧所有者・新所有者の委任状
ネットでプリントアウトしたものでOK。
印鑑は印鑑証明書と同じものを押印しましょう。
旧所有者・新所有者どちらかの本人が申請に行く場合は、その方の委任状は不要です。
その場合、実印を忘れずに持参していきましょう!
・車庫証明書
車検証に記載されている「使用の本拠の位置」の住所と変わる場合に必要となります。
管轄の警察署で手続きを行います。書類が出来るのに、通常3〜5日程度かかりますから、早めに手続きしておくことをオススメします。
有効期限は、発行してもらってから、おおよそ一ヶ月程度です。
【軽自動車】
・自動車検査証
・申請依頼書
旧所有者が申請に行く場合は、新所有者の押印、
新所有者が申請に行く場合は、旧所有者の押印、
第三者が申請に行く場合は、新・旧所有者の押印(認め印可)が必要です。
用紙は、ネットからプリントアウトしたものでOK。
・新所有者の住民票or印鑑証明書
発行から三ヶ月以内のものが必要です。コピーでも可能。
なお、本人が手続きに行く時には、念のために認め印を持っていくことをオススメします。訂正印や押印忘れに対応できるので、安心ですよ。
名義変更の手順は?
上記の必要書類を揃えたら、管轄の運輸局へ行き、名義変更の手続を行いましょう。
管轄の運輸局は、こちら(http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000034.html)より検索できます。
以下、運輸局での実際の手順を記載します。
なお、もしも管轄が変更されてナンバープレートが変更となる場合は、ナンバープレートを返納する必要があります。
名義変更をする予定の車で行けば、その場で取り外し・取り付けができるのでスムーズです。
特に普通車は、「封印」をしてもらう必要があるので、なるべくなら乗っていくと良いでしょう。
1 ナンバープレートを返納する。
管轄が違う場合は、ナンバープレートを専用の機械へと返納します。
管轄が同じでナンバーが変わらない場合であれば、取り外す必要はありません。
2 必要な用紙を購入し、記入していく。
現地で名義変更手続きに必要な書類を入手します。マークシートのものだと、1枚30円ほどかかります。
運輸局に記載例などが置いてありますので、それを参照しながら記入していきましょう。
◯普通車の必要な用紙
・手数料納付書
・自動車税・自動車取得税申告書
・第一号様式(マークシート式)
◯軽自動車の必要な用紙
・軽第1号様式or軽専用第1号様式(マークシート式)
・軽自動車税申告書
・自動車取得税申告書
3 陸運局の受付に提出。
受付にて、指定の方法で提出しましょう。あとは、出来上がるまで待つだけ。
問題がなければ、新しい車検証が交付されます。
4 新しい車検証を受け取り、新しいナンバープレートを購入。(※ナンバーが変わる場合)
ナンバーに変更がなければ、車検証を受け取れば、おしまいです。
5 ナンバープレートを取り付ける。
新しいナンバーが交付されたら、所有する車に付けましょう。
軽自動車はそのままつければ問題ありません。
一方、普通車には「封印」と呼ばれるものを、後ろのナンバーにつけてもらう必要があります。
新しいナンバーを取り付けたら、指定の場所へ行き、封印を忘れずに付けてもらいましょう!
名義変更にかかる費用は?
名義変更には、費用がかかります。
当日、お金が不足して焦らないように、お金は少し多めに持参していくと安心ですよ。
◯普通車
・車庫証明書およそ¥2,700-
(県・地域によって変動があります)
・印紙代¥500-
・用紙代およそ¥30-
・ナンバープレート代およそ¥1,600-
(字光式だと¥3,000-ほど。希望ナンバーだと¥4,000-ほど)
・印鑑証明書代などおよそ¥500-
合計およそ¥5,330-
◯軽自動車
同じ管轄内での名義変更であれば、手数料はかかりません。
旧管轄と異なる場合、以下の費用がかかります。
・ナンバープレート代およそ¥1,600-
(字光式だと¥3,000-ほど。希望ナンバーだと¥4,000-ほど)
合計およそ¥1,600-
普通車だと、軽自動車に比べて多くの費用がかかりますので、注意しましょう!
名義変更を無事に済ませて、楽しいカーライフを!
以上、名義変更の必要書類や手順・費用などをご紹介しました。
実際に運輸局へ行って手続きする際には、念のため、運輸局の営業時間などを確認しておくと良いでしょう。
受付時間が定められており、その時間外だと受け付けてもらえない可能性もありますので、注意しましょうね。
また、月末、または2〜3月の時期だと、運輸局は混み合いやすいです。特に3月の月末は受付に2、3時間かかることもありますから、余裕を持って早めに名義変更するようにしましょう!
カテゴリー:自動車