誰でもできる!車の買い替えで失敗しないお得な方法

車を所有している人なら、いつか「車を買い替えたい!」と思う時が来ることでしょう。今乗っている車に飽きたり、経済的理由であったり…、理由は様々だと思います。
ちなみに、車を買い替える理由の上位には、「車検の時期が近づいてきたから」「燃費の良い車に替えたいから」といった経済的な理由の他、「家族が増えたから」「新しい車が欲しくなったから」などといった、色々な事情があります。
車を買い替えるタイミングの平均としては、新車の場合は所有から7年、中古車の場合は6年が多いようですね。
せっかく車を買い替えるのであれば、なるべく失敗せずに、お得に買い換えたいですよね。そこでこの記事では、買い替え時のお得な情報、または方法についてご紹介します。
ぜひ参考にして、お得に愛車を買い替えてください!
どのタイミング・時期で買い換えをすればベスト?
いざ車を買い換えよう!と思い立った時に一番気になるのは、「どのタイミングで買い替えればお得なのか?」だと思います。せっかく愛車を売るのであれば、少しでもお得な価格で売りたいですよね。
以下、お得に売れる車の状態・時期についてご紹介していきます。
車の状態について
初年度登録から経過した年数
愛車の初年度登録から年数があまり経っていない状態、つまり新品に近い状態であるほど、買取価格は高くなります。初年度登録より経過した年数とは、車検証に記載されている「初度登録年数」より経過した年を数えれば分かります。
中古車市場では一般的に、新車登録から3年、そして5年を区切りとして、買取価格が大きく下がっていく傾向があります。なら、新車を買ってから3年以内に売ったほうが一番お得なのでは?と思いますが、実はそうでもありません。
3年未満の車は、おおよそ新車価格の半分以下の買取価格になるケースが多いからです。せっかく新車価格で買ったのに、購入費の半分以下しか値がつかないのなら、損ですよね。
さらにローンの残債もある状態なら、利息などで更に損をしてしまいますから、3年以内で売ってしまうのは正直おすすめできません。
お得な経過年数はどれくらいなのか
それは、「4年半から5年」の間です。つまり、1回目の3年目車検から、次の車検を受けるまでの間となります。
3年以上経過すれば、ローンの支払いが終わっている頃でもありますし、1回だけ車検を通しただけなので、新品に近い状態。さらに、メーカー保証が残っている場合も多いので、この年数が一番お得なのですよ。
ちなみに買取価格がつくのは、経過年数が「7年未満」である場合がほとんどです。なぜなら会計上において、普通乗用車の資産価値は、「6年」だと定められています。
つまり、資産価値である6年を過ぎてしまえば、会計上においては価値がないとされてしまうので、買取価格においても値がつきにくくなってしまうのです。
高級車や人気のSUVならまだ価格がつく可能性がありますが、それ以外の車種は「7年未満」を意識した方がいいでしょう。
また、日本では車が売れる経過年数が「10年」とされています。これは昭和時代から根強く残っている認識であり、そのために「10年」を経過していたら買取価格がほとんどつかないでしょう。
さらに13年を経過してしまえば、グリーン化特例によって自動車税・重量税が上がってしまうため、中古車市場ではほとんど需要がない状態となるので注意しましょう。
走行距離
売る時の愛車の状態で気にしたいポイントは、経過年数の他にも、走行距離があります。オドメーターに表示されている走行距離が伸びれば伸びるほど、それだけ車が使用された(=消耗した)とされるので、車の価値は下がっていきます。
中古車市場においては、1年で1万キロが標準とされています。もしも1年で1万キロ以上走行しているようであれば、もっと価値が下がる可能性があります。
買取価格が一番高くつきやすい走行距離は、「2万キロ以上3万キロ未満」です。実際、状態の良い中古車の走行距離は、2万キロ以上3万キロ未満のものが多く溢れています。
5万キロを超えると買取価格は大きく下がり、10万キロを越してしまうと、ほとんど価値がなくなってしまいます。「車は10年10万キロまで」の認識が日本で未だに根強いのが現状だからです。
ですが、日本車はその程度で壊れてしまうことは、まずありません。日本車はとても優秀ですから、きちんとメンテナンスさえ怠らなければ、20年以上乗ることも可能です。海外などでは、日本車が20年以上乗られている例もあるほどですから。
時期について
何月に売るのがお得?
車を売るのに最適な時期は、一体いつ頃かご存知ですか?なるべくならば、一番高く値がつく時期を狙って愛車を売りたいですよね。
おおよそ、売却先のお店の決算時期や、世間のボーナス時期であれば、高く買い取ってくれる可能性が高いです。
セールなどを開催しているところが多く、需要が高まる時期でもあるためです。特に1、2月が狙い目でしょう。新しく車を購入しようとする人が増え、中古車市場の需要が特に高まる時期でもあるからです。
モデルチェンジ時期が関係している!
車を売却する際に注意したいのが、その車のモデルチェンジ情報です。フルモデルチェンジまたはマイナーチェンジがされてしまえば、愛車の買取価格が下がる傾向があります。
特にフルモデルチェンジ後、数ヶ月から半年くらい経つと、下落幅は大きくなります。
新しいモデルというのは人気が集まりますから、買い替えが発生しやすくなります。すると古いモデルのものが中古車市場に溢れますから、買取価格も下がってしまうのです。
おおよその目安ですが、マイナーチェンジは2年ごと・フルモデルチェンジは4年ごとに行われていますので、一度チェックしてみることをオススメします。
ディーラーと買取店、どっちがお得?
愛車をお得に買い替える際に意識したいのは、車の状態や時期以外にも、愛車の売却方法があります。
売却方法には主に、「ディーラーでの下取り」と「買取店で売却」の2つの方法があります。以下、それぞれのメリットとデメリット、またはそれらの方法におすすめな人をご紹介します。
自分に合った方法で、お得に売却しましょう。
「ディーラー下取り」のメリット・デメリット
☆メリット
- 車の購入と売却が一度に出来るので、手軽に出来る。
- ディーラーで全て手続きしてもらえるので、安心して任せることができる。
- 乗り換えが非常にスムーズに済む。
- 時間や手間がかからない。
☆デメリット
- 下取り価格は、ディーラー独自の査定基準によって決められるため、査定額がどうしても小さくなりがち。
- 営業マンの巧みな交渉によって、こちらが不利になる場合も。(例・下取り価格を高くするように見せて新車価格の割引を少なくする方法、またはオプションを無料にする代わりに買取価格を据え置く、など)
☆おすすめの人
- 面倒くさがりの人
- 時間がない人
- ディーラーで安心した取引がしたい人
- お金よりも信頼を重視する人
「買取店で売却」のメリット・デメリット
☆メリット
- ディーラーでの下取りよりも、高く買い取ってくれるケースが多い。
- ネットの「一括査定」を利用して、愛車の売却相場を把握することができる。
- ディーラーでの下取りで買取価格がつかなかった場合でも、値段がつく場合も。
- 事故車、廃車寸前のものでもOKな店舗も
- 社外品パーツも評価してもらえる
☆デメリット
- 車の売却先と次の車の購入先が別々の場合だと、時間や書類の手間がかかる。
- 売却金と購入金が別々になるため、管理が煩わしくなりやすい。
☆おすすめの人
- 愛車を少しでも高く売りたい人
- 下取りの買取価格では満足できない人
- 車の状態に値がつくかどうか自信がない人
「ディーラーでの下取り」は買取価格が少ない代わりに、安心して取引出来て、時間や手間を節約することが出来ます。一方の「買取店で売却」は手間が掛かりますが、愛車を高く売ることができます。
ところで、なぜ買取店で売れば買取価格が高くつきやすいのでしょうか。それは、買取店には自社での販売ルートを複数確保しているからです。
ディーラーでは通常、買い取った車は中古車オークションに流します。その際に多くの手数料などがかかるので、その分の費用を考慮しなければなりません。すると、どうしても買取価格が低くなりがちです。
ところが買取店では、オークション以外に、自社でそのまま販売したり、海外に販売する、などといった多くの販売ルートを確保しているので、手数料などといった費用を考えなくても良いのです。
そのために、買取価格が高くつきやすいのです。
双方のメリット・デメリットを考慮し、自分にあったベストな方法を選択しましょう。
まとめ
車は消耗品です。そのため、所有する年数が長ければ長いほど・走れば走るほど、価値が下がってしまうのは仕方がありません。
なるべく愛車を高い買取価格でお得に買い替えたい、と考えているのであれば、適切な時期に、速いうちに手放すのがベストでしょう。
ですが最もベストな買い替え時期は、「買い替えよう!」と思い立った時です。時が過ぎてしまえば、それだけ愛車の価値は下がってしまいます。早めに行動に移すのがポイントです!
カテゴリー:自動車