MTの運転は楽しい!ATと比較したメリット・デメリットなどをご紹介!

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運転する楽しさを追求したいなら、MT車!

日本に流通している車のおよそ90%以上は、AT車であると言われています。また、AT免許を取得する人も、およそ60%近い割合となっています。

自動車が誕生してからおよそ60?70年はMTが主流でしたが、現在ではほとんどがAT車を占めているのです。

けれども、今でもMT車に乗っている人は、少数ですが存在しています。MT車にはMT車にしかない魅力などが詰まっているのです!

ここでは、MT車についての解説・その魅力や注意点・AT限定を解除する方法もご紹介します。

MTとは?


MT(マニュアルトランスミッション)とは、エンジン内に存在する複数のギア(エンジン動力を伝える歯車)を手動で変更していくこと。この操作によって、車を前進させたり速度を変更したりすることができるのです。

AT(オートマティックトランスミッション)との大きな違いは、「クラッチ」が存在していること。

クラッチは左足で操作します。これを踏み込めば、タイヤとエンジンの動力が切り離された状態となり、スムーズなギアチェンジが可能となるのです。

MTの魅力は?注意すべき点は?

それではいよいよ、MT車の魅力・メリット、注意点などをご紹介しましょう!

ATにはない魅力・メリット

・運転が楽しい

MT車の最大の魅力といえば、運転する楽しさ。

下り坂では低速ギアにチェンジしてエンジンブレーキを効かせるなど、思い通りの運転ができるので、まさに自分で操縦している感覚を楽しむことができます。

特にスポーツカーであれば、走る楽しみがグンと増えるでしょう!

・ブレーキ、アクセルの踏み間違えがない

車の事故では、「アクセルとブレーキを踏み間違えた」として起こすものが目立ちます。これは、AT車ならではとはいえるでしょう。

MT車は、クラッチも同時に操作しないと動きません。ですからAT車のように、アクセルを踏むだけでは発進しませんから、踏み間違えたとしても安心です。

この特徴を活かし、高齢者にMT車を普及させることでアクセルとブレーキの踏み間違え事故を防止しよう、という声も挙がっています。

MTの注意点

・慣れが必要

MT車の運転は難しく、特にクラッチの操作には慣れが必要です。免許を取るのに苦労した人も多いでしょう。また、久しぶりにMT車を運転しようとした時、慣れずに戸惑った経験がある人も。

操作が悪いと、発進時にエンストしてしまったり、道路上で立ち往生してしまったり…。そうなれば、ちょっと恥ずかしいですよね。

免許取りたての人・久しぶりにMT車を運転する人は、夜道や人の少ない道路で練習しておくと安心かも。

・運転が疲れる

AT車はアクセルとブレーキの操作のみで済みますが、MT車にはギアチェンジの操作も必要となるので、運転時に疲れやすいです。

他にも、上り坂での発進では後退しないよう発進させるのに気を遣いますし、渋滞時にはいちいちクラッチを操作しなければならないため、ストレスが溜まりやすいです。

・燃費はそこまで良いとはいえない

一昔前であれば、MTのほうが燃費が良いと言われてきました。手動でギアを変更することができるので、燃費がいい走りができたからです。

ところが最近は、無段変速機のCVTといった、AT車でも燃費の良い車が多く発売されています。

走行状況によっては、MT車のほうが燃費が悪くなる場合もあるほど。ですので、燃費に関しては「AT車より良い!」と断言しにくいです。

ATの限定を解除してMTに乗りたい!その方法・費用は?

現在はAT限定免許だけれど、仕事の都合でMT車に乗ることになった。または、MT車に乗ってみたい!

などの理由で、AT限定からMT免許に変更する時には、どうすればいいのかご存知ですか?

まず、AT限定を解除するには、主に2つの方法があります。

  1. 運転免許試験場にてMT車の運転技量をチェックしてもらい、その場で合格する
  2. 指定の自動車教習所で講習を受けて審査を受け、合格する

大半の方は、2の方法を選びます。1は、よほど腕に自信がある人でないと、一発で通るのは難しいと言われています。落ちたらまた受け直さなければならないので、オススメしません。ですのでここでは1の方法をご紹介します。

講習所での講習では、ギアとクラッチの操作方法などを最低で4時間は学びます。講習時間は人によって違いますが、ATの運転に慣れている人でも8?10時間はかかるとされています。学科はありません。

最後に審査を受けて合格したら、証明書を持って免許試験場へ行き、解除の手続きを行えばOK。すぐにMT車を運転することができます。

かかる費用は、
1の方法で、手数料が3,000円ほど。
2の方法で、入学金・講習料金などを合わせて最低でも5万円。
※講習時間が伸びたり、審査を受け直すなどした場合、10万円かかることもあります。

教習所の方法だと費用がかかってしまいますが、確実・安全にMT車に乗れる練習や手続きが行えますから、オススメですよ!

ドライブを楽しむなら、MT車!

MT車の魅力といえば、やはり運転している楽しさを味わえること。これにやみつきになって、AT車には乗れない!なんて人もいるんだとか。

就職の際には、職種によっては「MT免許」が条件の時もありますから、就職に有利となる場合もあります。

他にも、MT車に乗っていれば、たとえばドライブデートの際、彼女に格好いい姿を見せられるかもしれませんよ!

カテゴリー:自動車